セントラルテクノ株式会社
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テクノコートV70

和牛の放牧風景

  • 牛に経口的に投与された水溶性のビタミンCはルーメン内で容易に分解され、利用性が失われます。
  • テクノコートは独特の油脂コーティング技術によりルーメン内での分解を抑制し、下部消化管での吸収利用を高めたビタミンCの製剤で牛用に開発された飼料添加物です。
  • 牛は肝臓等で十分量のビタミンCが合成されるため、子牛や病牛を除いては外部からの補給の必要性はないと考えられてきましたが、近年、乳房炎による乳牛の損耗防止の観点から、あるいは肉牛の肉質改善の観点からビタミンCの有用性が認められ、応用されるようになって来ました。テクノコートV-70はルーメンの発達した牛での利用性が優れたいわゆるルーメンバイパスビタミンCです。弊社は京都大学から所有する特許第3433212号発明「牛の肉質の改善方法」の実施権を得て本製品を肉牛用に開発、販売しております。

肉牛におけるビタミンCの利用性は製剤によって異なります。
利用性が確認された、利用性の高い製剤を選ぶ必要があります。

  • コーティング剤の種類、ビタミンCおよびコーティング剤の含有割合、コーティング手法の異なる5製剤について肥育中の肉牛に対する利用性を比較した試験で、経口投与されたビタミンCの利用性は製剤によって大きく異なることが明らかにされ、牛に対する利用性の明らかな製剤を用いることが重要であることが示されています。
  • テクノコートV-70は肥育中の肉牛に対する利用性の高いことが確認されている製剤で、投与後の血中濃度と尿中排泄量の推移から投与されたビタミンCの大部分はルーメン内で分解されず、消化管から吸収されると考えられています。
    • (参考図書)
    • ・北川ら(未発表、北川政幸. 肉牛ジャーナル, 20(10):58-61. 2007.)
    • ・Padilla, L., et al. J. anim. Sci., 85:3367-3370. 2007.

ビタミンAは脂肪細胞の分化を抑制的に、ビタミンCは促進的に作用します。


第5-6胸椎間の枝肉断面ビタミンCはビタミンの中で最も要求量の多いビタミンです。
ビタミンCは体内で多様な働きをしていますが、その一つとして構造たん白質コラーゲンの合成に必須の補酵素として働いており、長期の不足で壊血病が引き起こされることが良く知られています。

 高品質牛の生産技術の一つとして肥育期のビタミンA給与の制限が行われていますが、ビタミンAが脂肪細胞の分化に抑制的に働くためであると考えられています。
それに対してビタミンCは脂肪細胞の分化に促進的に働くことが確かめられています。


 一方、肥育が進むに従って血中のビタミンCレベルが下がってくる報告もあり、この時期のビタミンCの補給が、筋肉中の脂肪交雑の多い、きめ・しまりの良い高品質の牛肉の生産に有用であると考えられています。

  • (参考図書)
  • ・Ohyama, M.,et al., J. Anim, Sci., 76:61-65. 1998.
  • ・Torii, S., et al., Anim. Sci. Technol.(Jpn.), 69:439-444, 1998.
  • ・甫立京子. 養牛の友(2007年9月号), 378:35-39. 2007.

肥育期のビタミンCの飼料添加投与が
より高い品質の牛肉を生み出すことが確かめられています。

  • ビタミンCの有用性が広く各地の試験研究機関で確かめられています。すなわち、肥育期のビタミンCの飼料添加投与が、脂肪交雑等級あるいはきめ・しまりに好影響がもたらされることが確認されています。また、実際の農場でその効果が確かめられ、広く実用に供されています。
  • 他方、試験研究機関で行われる試験は、一般に供試頭数が少ないため、試験によって効果の現れ方が異なることがしばしば認められ、これを補うために試験研究機関の間で協定して同一の条件で試験を行う方策が取り入れられています。ビタミンCについても協定試験で有効性が確認されていますが、広岡は報告されている12の試験からビタミンC添加投与の有無による24セットの脂肪交雑等級データを用いてメタアナリシスによる解析を試み、ビタミンCの投与が脂肪交雑等級に有意に影響を与えること(p=0.002)を確認しています。
    • (参考図書)
    • ・ 北川政幸. 肉牛ジャーナル, 20(9):58-61. 2007., 21(2):50-54. 2008.
    • ・ 広岡博之、肉用牛研究会報, 87:37-40. 2009.

肉牛に対するビタミンC「テクノコートV-70」の投与量と投与期間

  • 飼養形態、目的により投与量と投与期間は異なりますが、一般的な肉牛に対する推奨投与量及び期間は下記のとおりです。
  • 推奨量:ビタミンCとして20-40㎎/Kg体重/日
    •   「テクノコートV-70」として28.6-57.1㎎/Kg体重/日
  • 推奨投与期間:肥育の中期から6ヶ月間(概ね12-18ヶ月齢)以上 肥育終了まで

肉牛に対するビタミンC投与の目安

テクノコートV-70投与の目安
テクノコートV-70は1g中に700mgのビタミンCを含有しています

  • 注意:肥育牛に対するビタミンCの投与に関しては特許第3433212号でその使用が権利化されています。
  • 「テクノコートV-70」には上記特許の実施権が与えられています。